【2025年最新版】水虫の市販薬おすすめランキング!薬剤師が選ぶ最強は「ブテナロックVα」だった理由

健康の科学

「足がかゆくなって水虫を疑っているけど、市販薬は多すぎてどれがいいかわからない!」
「病院に行く時間がないけど、病院でもらえるのと同じくらいに効く水虫薬が知りたい!」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

こんにちは、薬剤師ともです。
僕は論文をもとに科学的な健康の情報をお届けする活動をしています。
今回は、今の時期(夏まっただ中で暑いです💦)に特に多いお悩み、”水虫”について解決策を考えたいと思います。


僕の父も水虫を持っていた過去があり、足の痒さで時には眠れないほどでした。
その間にいろいろな薬を試したそうです。
しかし、病院に行く時間が取れないなど、なかなか継続が難しかったようです。

ですが、近年は様々な市販薬が現れ、水虫治療の環境は劇的に改善しました
父も、今では水虫に悩まされることなく日々を快適に過ごしています。(快適すぎて口ずさむ鼻歌に我々家族は悩まされていますが💦)


この記事では父にアドバイスを行った時の知識や、日々の論文検索で得た客観的な情報から“本当におすすめできる水虫市販薬”をズバリ紹介します。

2025年、僕が自信を持って「これが最強」と選んだのは――
7つの有効成分入りで、処方薬レベルの主成分濃度を誇る【ブテナロックVα】です。

「市販薬でもここまでやるか!」という本気の処方設計、ぜひ一緒に見ていきましょう。

以下はなぜ僕がブテナロックVαを推すのかという解説になります。
薬効の解説は知らなくていいという方は、塗り方や塗る期間の解説まで飛ばしてください。

水虫薬の“最強”を決める3つの条件とは?

まず、「最強の市販薬って、どういう意味?」
と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。

薬剤師として多くの水虫薬を見てきた中で、単に「値段が高い」「テレビCMしてる」だけでは、本当に“効く薬”とは言えないと僕は感じています。

そこでここでは、僕が考える“最強の水虫薬”を選ぶための3つの評価基準をご紹介します。
市販薬選びで迷ったときは、ぜひこの3つを思い出してみてください。


① 殺菌力が強く、白癬菌を根こそぎやっつける力があるか?

水虫は「白癬菌(はくせんきん)」というカビの一種が皮膚に住みつくことで起こります。
つまり、根本的な解決のためには白癬菌を“殺菌”する成分がどれだけ強力かが重要です。

市販薬に使われている主な殺菌成分には以下のような種類があります:

  • ブテナフィン(ブテナロックVαなど)
  • テルビナフィン(ラミシールAT、メンソレータムエクシブなど)
  • ラノコナゾール、ミコナゾールなどのアゾール系

中でも、ブテナフィンとテルビナフィンは医療用で使われる中でも強力な成分で、白癬菌に対して“殺菌的”に働きます。
つまり、菌を「弱らせる」のではなく「殺す」というイメージです。

その点で、この2成分を配合している市販薬は“最強候補”として外せません。

ちなみに現在、市販されている水虫治療薬は、殺菌成分は処方薬と同濃度です。
以下の②③項の処方設計により、処方薬と比較して優れているとすら思っています


② かゆみ・炎症などの症状を和らげる成分も入っているか?

水虫でつらいのは、単に菌がいることだけじゃありません。
むしろ、日常生活を悩ませるのは次のような症状です:

  • 寝ているときのかゆみ
  • 皮がめくれる
  • じゅくじゅくして痛い

だからこそ、「菌を殺す」だけでなく、かゆみや炎症を抑えてくれる“補助成分”が入っているかどうかも大事なポイントです。

たとえば、以下のような成分が入っていると快適に治療が続けられます

成分働き
クロルフェニラミン抗ヒスタミン作用でかゆみを抑える
グリチルレチン酸炎症を抑える
l-メントール清涼感・かゆみ軽減
アラントイン肌の修復・保湿

これらがバランスよく含まれている薬は、「治す+ラクにする」両方に対応できる、まさに“使ってよかった”と思える市販薬です。


✅③ 塗りやすくて続けやすい!剤型のバリエーションがあるか?

どんなに成分が良くても、途中でやめてしまったら水虫は治りません。
再発や悪化の原因の多くは、「かゆみがなくなったから塗るのをやめた」などの“中断”です。

だからこそ「毎日続けられるか?」も大きなポイント。
そのために重要なのが、使いやすさ=剤型(クリーム・液・スプレーなど)の選択肢です。

🧴 それぞれの特徴をざっくり紹介すると…

剤型向いている部位・症状
クリーム足裏・広い範囲。べたつき少なめで塗りやすい
軟膏乾燥肌・ひび割れ・敏感肌向き。しっとり保湿
液剤指の間など、ジュクジュクしたところにも入りやすい
スプレー手を汚さず使える。足の裏全体にシュッと楽

薬によっては1つの剤型しかない製品も多いですが、ブテナロックVαのように4種類以上(液・クリーム・軟膏・スプレー・パウダー等)から選べると、本当に自分に合った形で治療ができます。


3つの条件を満たす市販薬は、実は少ない

世の中に水虫薬はたくさんありますが、

  • 殺菌力が強く
  • かゆみや炎症にも対応し
  • 自分の症状に合った剤型を選べる

この3つをすべて満たす市販薬は、実はほんの一握りです。
そして、その中でも僕が最もおすすめするのが――

ブテナロックVαシリーズ(久光製薬)

というわけです。私が父に勧めたのもこれになります✨

ブテナフィンの殺菌力が最強というデータ

この記事の信頼性を確保するため、以下にブテナフィンとそのほかの殺菌成分を比較した論文からデータを引用します。
そんなの見なくても信用してくださるという方は、「ブテナロックVαのデメリット」へ読み飛ばしてください。

ブテナフィン vs. アゾール系:即効性・持続性ともにブテナフィンが上回る

ブテナフィンとアゾール系抗真菌薬(ミコナゾール、クロトリマゾール、セルトリコナゾールなど)を比較した複数の研究では、ブテナフィンの優れた治療効果が繰り返し示されています。

代表的な研究結果:

  • ブテナフィン1%クリーム vs. クロトリマゾール1%(アゾール系)クリーム
    ⇒ 治療1週間後の時点で、ブテナフィン使用群の真菌学的治癒率が有意に高かった
    ⇒ その後2週・4週・8週の時点でもブテナフィン群の治癒率が高く推移

  • ブテナフィン vs. セルトリコナゾール(アゾール系)(turkjdermatol.com)
    ⇒ 症状スコアの改善度でブテナフィンの方が明らかに上
    ⇒ 治療終了後の再発率ゼロ(ブテナフィン群)に対し、セルトリコナゾール群では再発例あり

📌 まとめると…

ブテナフィンはアゾール系に比べて、効果の出方が早く、再発もしにくいという結果が複数の研究で確認されています。

つまり、「長引かせたくない」「再発を繰り返して困っている」方にとって、ブテナフィンは非常に心強い選択肢といえるのです。


✅ ブテナフィン vs. テルビナフィン:同等、またはそれ以上の速効性も期待できる

次に、同じく“殺菌的”な作用を持つテルビナフィンとの比較です。
どちらも医療用にも使われている成分ですが、実際の臨床試験ではこんな結果が出ています。

研究概要(インドの臨床研究):

  • 対象:股部白癬の男性76例
  • 比較:ブテナフィン1%クリーム vs. テルビナフィン1%クリーム
  • 結果:ブテナフィン群の方が、
    • 治療効果の発現が有意に速く
    • 1〜2週目時点での真菌陰性化率も高かった

両剤とも1日1回塗布という条件下での比較であり、差が出たことは注目に値します。

📌 研究者の見解:

ブテナフィンの方が真菌に対する初期殺菌力がやや強い可能性がある


結論:ブテナフィンは“アゾール系より確実に強く、テルビナフィンと同等以上”

これらのデータを総合すると、ブテナフィンは

  • アゾール系と比べてはっきりと優れており
  • テルビナフィンとは互角以上に渡り合える成分

という位置づけが妥当です。


市販薬の中でブテナフィンを配合している代表的な製品が「ブテナロックVαシリーズ」。
つまり「市販薬で本気で治したい人」にとって、ブテナフィンは最強の成分だと胸を張って言えるのです。

ブテナロックVαシリーズ、ちょっと気になる“3つのデメリット”

ここまでブテナロックVαの魅力を語ってきましたが、どんな薬にも「完璧!」とは言い切れない部分はあります。
というわけで、実際に父が使ってみて感じた気になる点も正直にお伝えします。


❶ ニオイがやや薬っぽい(清涼感が強め)

スースーする清涼感や、いわゆる「薬っぽいにおい」が強めです。
個人的には「効いてる感」があって好きなんですが、好みが分かれるかもしれません。


❷ 成分が多いので、敏感肌の方はパッチテスト推奨

かゆみ止めや抗炎症成分など、計7種類の有効成分が入っているのは強みですが、
そのぶん肌に合わない可能性もゼロではありません。
心配な方は、腕の内側などで軽く試してから本格的に使うのがおすすめです。


❸ 【本音】価格がちょっと高い!

僕がいちばんネックに感じたのがこれです。
ブテナロックVαシリーズは他の水虫薬と比べても高価格帯に入ります。

もちろん、ブテナフィンの殺菌力は非常に高く、治療期間が短く済むというメリットはあります。
でも――

「水虫って、症状が消えてからも最低2〜4週間は塗り続けないと再発する」
という前提がある以上、“長く使い続ける”ことが何より大切なんです。

それなのに、「値段が高くて買い足せなかった…」となってしまっては本末転倒。
毎日のケアが負担になってしまったら、せっかくの効果も続きません。


💡 そんなときにおすすめなのが、「メンソレータム エクシブ」!

「ブテナロック、良さそうだけどちょっと高いな…」と感じた方へ。
次にご紹介する第2位:メンソレータム エクシブシリーズは、
主成分が“テルビナフィン”という高い殺菌力を持つ成分でありながら、価格が比較的お手ごろで続けやすいのが魅力です。

もちろん、効果や使用感に関するポイントも含めて詳しく解説していきますね!

第2位:メンソレータム エクシブシリーズの魅力とは?

「ブテナロックVα、たしかに良さそうだけど…やっぱりちょっと高いんだよなあ」
そう思ったあなたに、ぜひ知ってほしいのがこのシリーズ。

メンソレータム エクシブシリーズは、
“高い殺菌力”と“続けやすい価格”を両立した、コスパ重視派の心強い味方です。


効き目はブテナロックVαとほぼ同等!

エクシブに使われている殺菌成分は、テルビナフィン塩酸塩1%
このテルビナフィン、実はブテナフィンと同じく、

白癬菌(=水虫の原因菌)を“殺菌的”にやっつける超優秀な成分。

つまり、「菌を殺す」=根本から治すことができる頼もしい薬です。

しかも、テルビナフィンは医療用の「ラミシール」と同じ成分・同じ濃度。
「病院でもらう薬と同じように効く市販薬がほしい!」という人にもピッタリなんです。


有効成分のバランスも◎

エクシブには、かゆみや炎症をやわらげる成分(抗炎症成分など)もきちんと配合されています。
つまり、「菌に効く」+「症状をラクにする」の両面をちゃんと押さえている処方設計。

成分数でいえばブテナロックVαの方が多いですが、
日常的な水虫治療ならエクシブの設計で十分に実力を発揮してくれます。


一番の魅力は“お財布にやさしい”こと!

実はこれ、かなり大事なポイントです。
エクシブシリーズは、2025年7月時点でブテナロックVαより約2割ほど安い価格帯で販売されています。

たとえば同じ量のクリームタイプでも、

  • ブテナロックVα:およそ1,400円前後
  • エクシブ:およそ1,100円前後(※店舗や通販により差あり)

水虫治療ってかゆみが治まっても1〜2週間は塗り続ける必要があるので、
「高すぎると続けにくい…」と感じる方にはこの価格差が地味に大きな差になります。


❗欠点があるとすれば…?

エクシブの唯一の弱点を挙げるとすれば、
剤型(クリーム・液・スプレー)のバリエーションがやや少なめなところ。

とはいえ、足の水虫治療に必要な「基本の剤型」はしっかり揃っているので、
「クリーム派」「液体派」「手を汚したくないスプレー派」など、ほとんどのニーズはカバーできています。


🧠 まとめ:コスパ重視派の最強候補!

殺菌力、成分設計、そして何より“続けやすさ”を求めるなら――
メンソレータム エクシブシリーズは間違いなく有力な選択肢です。

✔ 「効き目は妥協したくない」
✔ 「でもできれば安く済ませたい」
そんな方は、ぜひメンソレータムエクシブを候補に入れてみてくださいね!

水虫薬の正しい塗り方と、治るまでに必要な“塗り続け期間”とは?

「かゆみが消えたから、もう塗らなくていいよね?」
――いいえ、それが水虫がぶり返す一番の原因です!

水虫(足白癬)は、皮膚の奥に潜む白癬菌をしっかり“根こそぎ”退治しないと再発しやすい病気。
つまり「薬の塗り方」と「塗る期間」がとても大事なんです。

ここでは、今日からすぐ実践できる「正しい使い方のコツ」を紹介します。


🔸 正しい塗り方のポイント

✔ 1. 「かゆいところだけ」じゃ不十分!

水虫は見えていない場所にも菌が広がっている可能性があります。
そのため、薬は「かゆみのある部分+その周囲2~3cm」くらいまで広めに塗るのが基本です。


✔ 2. 塗るタイミングは“お風呂上がり”がベスト

入浴後は、足が清潔で皮膚が柔らかくなっており、薬が浸透しやすくなっています。
しっかりタオルで水気を拭き取ってから塗りましょう。


✔ 3. 塗る部位に合わせて「剤型」も選ぼう

それぞれの剤型には特徴があります:

  • 💧液体タイプ:指の間などジメジメしやすい部分に。乾きが早く、浸透力◎
  • 🧴クリームタイプ:足の裏や広範囲に。のびがよく、塗りやすい
  • 🧴軟膏タイプ:かかとや乾燥・ひび割れのある部分に。保湿性が高く、皮膚を保護

👉 使う場所に応じて、剤型を選ぶと治りやすさがグッと上がります!


✔ 4. 指で塗ったあとは必ず“手洗い”を!

白癬菌は「手→他の部位」にうつることもあります。
薬を塗ったあとには、石けんで手を洗う or 指サックを使うのがおすすめです。


治療期間の目安:かゆみがなくなっても終わりじゃない!

これ、ものすごく大事です!

🕒 最低でも「4週間」は塗り続けよう

市販薬で症状が落ち着くのは早くても1〜2週間ですが、
実は皮膚の奥にはまだ菌が残っていることがほとんどなんです。

⏳ 本当に治るまでには「最大8週間」かかることも

とくに症状が長引いていた人や、足の裏全体に広がっていた人は、完治まで1〜2ヶ月見ておくのが安心です。


📌 ポイント:かゆみが消えても“+2週間”が基本!

「かゆみがない=治った」ではありません。
見た目も感覚も正常に戻っても、最低あと2週間は薬を塗り続けましょう。
これが再発を防ぐ一番のポイントです!

まとめ|水虫市販薬、迷ったら2つのどちらかでOK!

ここまで読んでくださってありがとうございます。
最後に、今日の内容をサクッとまとめておきます!


最強の総合力を誇るのは「ブテナロックVαシリーズ」

  • ブテナフィン配合で殺菌力はトップクラス!
  • かゆみや炎症を抑える補助成分もたっぷり
  • クリーム・液・スプレー・軟膏など、剤型も豊富で使いやすい
    👉 まさに“総合力の高さ”が魅力の、市販薬界のエース。

🔸ただし…
お値段はちょっとお高め(長期戦になる人にはややネック)


コスパで選ぶなら「メンソレータム エクシブシリーズ」

  • 殺菌成分はブテナロックと同じレベルのテルビナフィン
  • 補助成分はやや劣るが、日常使いには十分
  • 価格はブテナロックより約2割ほどお手頃
    👉 「続けやすさ重視」の方にはこちらがおすすめ!

アレルギーがある方は「アゾール系」も選択肢に

  • ブテナフィンやテルビナフィンに肌が合わない方には、
    ミコナゾールやラノコナゾールなどのアゾール系抗真菌薬も使えます。

ただし、効果の面ではブテナフィン or テルビナフィンが基本的に第一選択でOKです!


👣 かゆい・つらい・見た目が気になる――水虫は放っておいても治りません。
でも、正しく薬を選び、コツコツ続ければ、ちゃんと治せます。

この記事が、あなたの“足元の悩み”をラクにする一歩になればうれしいです!

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参考文献一覧|ブテナフィンの有効性に関する比較研究

  • ① ブテナフィン vs クロトリマゾールの外用比較試験
    Turkish Journal of Dermatology
    → ブテナフィン群の方が1週時点で有意に高い治癒率を示し、以降も治癒率が優位に推移
    🔗 https://www.turkjdermatol.com
  • ② ブテナフィン vs セルトリコナゾール比較試験
    Turkish Journal of Dermatology
    → 症状スコアの改善でブテナフィンが上回り、再発もブテナフィン群ではゼロ
    🔗 https://www.turkjdermatol.com
  • ③ Butenafine vs. Terbinafine in Tinea Cruris: A Randomized Clinical Trial
    Verma S. et al., PubMed掲載論文(男性76例・股部白癬に対する比較試験)
    → ブテナフィンの方が治療初期の効果発現が有意に早く、1〜2週目の真菌陰性化率も高かった
    🔗 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33201245